夫婦関係を積極的に維持するための「家族未来会議」の始め方

家庭運営
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しょう
あんどう

こんにちは。エンジニア兼業主夫のあんどう(@ando_engineer)です。お読みいただきありがとうございます。

チチカジではルーズで飽き性のあんどうが【ラクしてポジティブな生活】をモットーに工夫したことや調べたこと、体験談をまとめています。
 

夫婦になって長くなると、「言わなくてもわかってくれる気になる」、「本人に言わないで他人に愚痴る」っていうことってよくあります。

うちでは、夫婦げんかの理由を分析して改善を図った結果、家族未来会議という解決策に至りました。

この記事ではそのご紹介です。うちはこれでうまくいっています。

夫婦関係を積極的に維持するための「家族未来会議」の始め方

いまの時代、恋愛から発展して結婚して夫婦になることが多いです。

しかし、恋愛をしているときのままでコミュニケーションをしようとするとほぼ必ず問題が発生します。

時々、けんかを一切しない夫婦の話を見聞きすると思いますが、それはあくまでたまたま恋人と夫婦、両方の関係性でも相性がいい夫婦だったからだと私は思っています。つまり奇跡的で偶然のできごとです。

ほとんどの夫婦は、恋愛関係と夫婦関係を同一なものとして考えるので、衝突したり、誤解を招いたり、離婚に至ったりすると私は考えています。

恋愛関係はロマンティックでサプライズ的で妄想の具体化、というのに対し、夫婦関係はノウハウや仕組みでうまく運営していくビジネスや仕事と同じものととらえています。

結婚相手は夫や妻ではなく、人生を運営するライフパートナー

結婚すると、夫や旦那、妻や家内などとお互いを呼び、「身内」であると考えることで、勝手に「夫婦は運命共同体」と考えがちです。

しかし、親子のような血縁関係だと離れられない関係かもしれませんが、夫婦は紙一枚の約束ごとに過ぎず、双方の合意があればいつでも離婚できる関係です。

つまり、考え方の違う他人であることを強く意識し、一緒によりよい人生を歩むために協力するライフパートナーであると考えるほうがうまくいきます。

パートナーに依存しないからこそ協力する

いつでも離婚できる関係だからこそ、夫婦どちらかに依存する関係はよくありません。

経済的にも心理的にも、長い期間パートナーに100%依存する状況は変えたほうがうまくいきます。

そしてパートナーに依存はしていないけれども、お互いうまく協力する関係である必要があります。

違いとしては、「パートナーがいなくなっても生きていくことはできるけど、一緒にいるほうが前向きに生きていけて、困難があってもうまく乗り越えられる」のが協力です。

依存するとパートナーがいないと生きていけなくなるので、対等な関係で協力できなくなります。

キャリア志向による犠牲の分担

いまの時代、共働き家庭が多いです。そして双方ともキャリア志向である場合が多いです。

ここでいうキャリア志向は、「バリバリ働いて出世を目指す」ではなく、「ずっと働いて満足感や社会貢献意欲が満たされる」ことを意味しています。

しかし、夫婦になる、特に子供ができると否応なしに自分の時間が奪われ、自分のキャリアに使う時間が絶対的に少なくなります。

家庭を運営することはマイナスなことではなく、メリットもたくさんあるし、そこから得られる幸福もたくさんあります。

しかし自分のやりたいことやキャリアからの視点で見ると、時間が犠牲になることは免れません。

いまは女性(妻)がどうしても多く時間的な犠牲を払うことになりますが、ここは夫婦で本来は分担することで、キャリアも維持しつつ家庭を運営することで、トータルでプラスの価値になると考えています。

お互い「分かっている」が家庭の危機になる

心理学用語で「透明性の錯覚」というものがあります。

これは「自分の気持ちや考えていることが、他人に伝わっていると思い込むこと」です。

LINEで好きアピールをしても相手に気づいてもらえない、冗談が通じない、失敗が恥ずかしくて新しいことができない。

これは全て「透明性の錯覚」です。他人はあなたにそれほど興味がなく、自分の言動は他人にはなかなか理解されないのが現実です。

これは夫婦関係でも当てはまります。

冒頭で紹介したように、「言わなくてもわかってくれる気になる」、「本人に言わないで他人に愚痴る」はまさに「透明性の錯覚」です。

この「透明性の錯覚」を知って夫婦関係をみると、「何回も言わないと他人は(夫婦であっても)理解してくれない」のが夫婦なのです。

相手に過度に期待したり、言ってもいないことをわかってくれると思うことをやめましょう。

このルールを頭に入れておくだけでも、夫婦げんかのかなりの原因がこれで解決されます。

逆にこれを知らないと、「本人以外に愚痴ったり、Twitterで書き込む」や「離婚届を見て、え?なんで?」ってなる現象が起きます。

夫婦関係をうまく継続する大切なルールとして、「大事なことや気持ち、やってほしいことは必ず口に出す、何回も言う」です。

その機会を定期的に提供するのが家族未来会議です。

強制的に時間を確保するメリット

夫婦で生活をしていると日々会話をする時間を取らなくなります。

お互い仕事で忙しいし、子供がいれば世話もしないといけないし、家事もあるし、ゆっくりしたいし、だんだんと会話することを先送りしがちです。

そしてしばらくすると、相手が何を考えているかわからなくなり、相手の一瞬の言動で怒ったり、嘆いたりして、コミュニケーション不足の状態になります。

ただこれはもう仕方がないですよね。

毎日毎日そんなに話すこともないし、相手の話を長い時間聞くのも面倒だし、聞いてもくれないし、ってなります。

話す時間がとれない、わかります。でも話さないといい関係にはならない、わかりますよね。

家族未来会議は、週末などの時間があるときに2時間くらい時間を取って、お互いのカレンダーに入れて予定します。

頻度は家庭によって様々ですが、予定化することで強制的に一定の時間を確保し、そこで日頃話していないことを話すことで、普段は安心して無言で家で好きなことができます。

家族未来会議の始め方

パートナーに相談する

まずは家族未来会議をやりたいとパートナーに相談しましょう。パートナーが乗り気でないとうまくいきません。

その際、「家族未来会議」って何ってなるので、簡単にこう伝えましょう。

・夫婦間の会話が最近すくないと感じている(課題の現状把握)
・時間をとってざっくばらんに話がしたい(解決のためのアイデア提示)
・こういう(家族未来会議)のやってる人がいるんだって(第三者の推奨)
・おいしいごはんでも食べながら、○○いくついでにどう?(ハードルの低さ説得)

うちはこうやって話をしてみたところ、いいんじゃない?ってなりました。

話し方は、夫婦ごとに異なると思いますが、この4要素を押さえて話をするのがいいと思います。

行きたくなるカフェやレストランを探す

家ではなく、外で話すのが重要です。できるだけ落ち着いて話をできる場所を選びましょう。

せっかくなので、行ってみたいおしゃれカフェやレストランを探してみて、食欲や行ってみたい欲につなげるのが継続のコツです。

家でできるだけやらないようにする理由としては、一つは「普段と違う雰囲気で会話をすることで、気持ちが整理されたり、無意識に考えていたことが言語化できる」というメリットがあります。

もう一つは、他人の視線があることで、感情的になったり攻撃的になったりすることを抑えて、落ち着いてゆっくりと話すことができます。

家族で行き、雑談をする

夫婦会議や夫婦未来会議という名称が多い中、私達は家族未来会議と「家族」と入れています。

これは、自分の子供も一緒に連れていき、会話の中に入り、夫婦で決める重要な決定は、子供にも聞かせるほうがいいという私の方針です。

コミュニケーション不足は、夫婦間だけでなく、親子間でも起きます。

子供が反抗期や思春期を迎えることで、夫婦以上にコミュニケーションが取りづらくなります。

うちはまだ子供が小さいので、反抗期や思春期の子供たちを会議の場に参加させることができるかが未知数なのですが、私の方針としては、参加する仕組みにしたいと考えています。

短期の報告と次の目標、長期の視点を話す

どういうことを話すかですが、なんでもいいというのが家族未来会議のよさです。

お互い普段から気になっていること、仕事の状況、子供の将来の話、最近あった出来事などなんでもいいです。

とはいえ、最初は何を話せばいいかわからないと思いますので、参考までに産後夫婦ナビから一部を抜粋して掲載します。

テーマはこの中から気になるテーマを選んで話しをするのがいいと思います。

これ全部について話をすると全然時間が足りなくなるので、優先度の高いものからやりましょう。

次に大切なのが、進め方です。

わたしは以下のような内容で進めていきます。

1.話すテーマの現状報告
2.現状の課題(心配ごと)と解決のアイデア
3.将来のビジョンやなりたい姿
4.アイデアの選定と具体的なやり方・期日

これを一気に4までやらなくてもいいですが、3までは1回で進めましょう。

ひとによっては、先に将来のビジョンやなりたい姿を話すほうがいいという場合もありますが、それで全く問題ありません。

わたしは具体的な現状から、将来のビジョンを描くほうがやりやすいので、そのように進めています。

ビジョンというとなんだか大げさな感じがしますが、要するに現状の課題を解決してより良い方向に進めるために、「より良い方向」ってどっちだっけ?ということを家族間で確認し合うことです。

例えば、「いまの職場がストレス過ぎて転職したい」という場合、単に転職すれば解決するのか、どういう働き方がいいのか、そもそも家でのストレスが軽減されると好転するのか、と色々考えることがあります。

そのうち最終的にどうするのかは、「より良い方向」が決まっていないと難しいし、時間が経つと判断がぶれてしまいます。

大きな判断をする場とする

家族未来会議を「大きな買い物や人生の転機となる判断をする場」にするととても家庭運営がスムーズになります。

会議までに時間があることで、少し判断を寝かすことができますし、衝動的な判断ができなくなります。

落ち着いてしっかり話をして、それでも必要なもの、ことであれば、会議の場で判断しましょう。

必ずメモして次回振り返る

うちでは会議録、いわゆる議事録をとっています。

議事録には、

・会議で決めたこと、判断したこと
・新しくやる行動とその期日
・ビジョンや方向性について話したこと

を書いていて、次の会議で振り返りをします。

ここで大切なのが、議事録を言った証拠として使わないことです。

次の会議で振り返ったときに、「これやってないでしょ!」というと、会社でよくある「詰められる進捗会議」みたいになるので、もうこの会議自体を続けることが難しくなります。

なぜできなかったのかをしっかりコミュニケーションして、結果的にやらない判断をすることも必要です。

子供にも発言させる

会議には子供も積極的に発言させましょう。

子供は大人と違って言いたいことをうまく言葉で表現することができないので、夫婦間以上にしっかりと話しを聞くことが大切です。

うちがこれをやっている理由は「一人の家族構成員として参加している」と子供に知ってもらうことです。

もちろん発言だけさせて、結局親の言うことを聞きなさい、では全然意味がありませんので、説得する必要があれば、時間をかけて説得し、ビジョンや方向性を共有しましょう。

この考え方には、「子供は夫婦の所有物ではなく、社会からの預かりもの」で、「夫婦とは別人格で未熟ながら意思のある人間」であることです。

うちは子供に対してはこれをとても大切にして、接しています。

半年は継続する

会議は1回だけでも、やらないよりはいいです。お互いの現状などを知ることができるだけでも大きなメリットです。

ただ回を重ねることで、より深く話すことができ、行動することができ、また心理的にも安定します。

この会議を繰り返すことで、冒頭でお話しした「言わなくてもわかってくれる気になる」、「本人に言わないで他人に愚痴る」ということはなくなります。

なぜなら本人に言っているから。

そして普段の些細な会話もスムーズに進みます。

なぜなら不要な想像や推測、忖度をしなくて済むようになり、言葉どおりに受け取ることができます。

これを「心理的安全性」といいます。

最後に

ここまでお読みいただいてもなお、「ほんとに効果あるの?」「みんなやっているの?」って思いますよね。

私も実はその一人でした。

私がこれを始めて継続できているのは、周りに実践している方がいて、その方から直接話しを聞いたり、または何家族か集まって情報共有会をしたからです。

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また政府や民間企業でも、この会議を推進しています。

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ぜひこれを機に、一度家族未来会議を開催してみてはいかがでしょうか。

 

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