子どもに常に選択肢を示すことで得られる5つのメリット

男の育児
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子どもに常に選択肢を示すことで得られる5つのメリット

うちの家庭では、子どもに常に選択肢を示して、本人に選択させるということをルールにしています。

どういうことかというと、例えば毎日使うコップをキッチンから持ってくる時、「アンパンマンがいい?それともミッフィーちゃん?くまさんもあるよ?」と聞くのです。

コップ以外も、「ごはんにふりかけをかけるかかけないか」や「おやつはバナナとりんごと梨があるけどどれにするか」など1日にだいたい10回は選択肢を提示して選ばせる会話をします。

もちろん親が選択肢を決めるのが早いし、わざわざ複数の選択肢を提示することは時間がかかります。

しかし、子どもも一人の独立した人格である以上、その日の気持ちやムードで選択肢が変わることは当たり前だと考えています。

実際、毎日選択肢は変わりますし、選択したものについてあまり文句を言わなくなりました。

うちでは無意識に、おそらく夫婦どちらかが始めて、自然にこうなっているのですが、実は色々なメリットがあるようです。それをここではまとめたいと思います。

自尊心、自己肯定感が高まる

選択肢が提供され、自分の意見を求められると自己肯定感が高まるという研究結果があります。

直感的にも選択肢がない状態で全て与えられるものだけで生活をすると、自己肯定感が下がるような気がしないでしょうか。

近年日本の学生たちが自己肯定感が低い原因の一つが学校教育にあるのではないかということで、学校現場では「主体的で対話的な深い学び」(アクティブ・ラーニング)が実践されています。

これはこれまでのように教師からの一方的な情報提供(=選択肢がない状態で全て与えられるもの)ではなく、それぞれのテーマにおいてクラスメートと対話をする(=選択肢が提供され、自分の意見を求められる)ことの必要性を指しています。

選択肢があるということは、無意識に自問自答して、自分が考える回答を伝えるトレーニングになります。

そうすることで、自分のことを理解し、自分のままである、ということを経験できることで自己肯定感が高まるのではないかと思います。

当事者意識を持たせる

子どもはどうしても、親の言うことを聞かないといけない、親の言うことを守らないと叱られる、という親子間での上下関係ができてしまいます。

もちろん命に関わる危険、または習慣化されないといけないことはしっかり伝えて、守らせないといけません。

しかし生活をする上で、家族で何かの決断をする際に、子どもにも相談することで当事者意識が根付きます。

例えば、週末どこに遊びにいくか、電車に乗ってショッピングにいくのか、近所のお祭りにいくのかを相談したり、夜ご飯を家で食べるか、外食するかなど、親が決めてしまっているものがありますよね。

それを子どもに選択肢を与えて聞くことで、「自分で決めた」ということはもちろん、「家族の対等な一員」である意識がつきます。

失敗を経験し、決断力や責任感を育む

与えられた選択肢を間違って選択してしまうことも多々あります。

例えば、うちの例だと朝ごはん。パンがいいのかご飯がいいのか聞かれて、パンを選択したとします。

でも実際出されて食べてみると、ご飯の気分だった、ということが今も稀にあります。

その時はもちろん、「ご飯がよかったー!」と泣きます。

最終的にはご飯に変えるのですが、自分が選択したものであること、選んだらちゃんと食べないといけないことを教えます。

「稀に」と書いたように、最初は時々こういうことが合ったのですが、最近はほとんどありません。

毎回選択肢が提供された時に、本人の中でどっちがいいかちゃんと考えているようです。

選択を間違っても、親は叱らないというのが大切です。

正直パンと言って準備したのに、ご飯がいいと言われてたら手間がかかるし、朝の時間だと気持ちもイラッとします。

しかし、選択肢を間違った時に選択したことを責めると、選択をしなくなります

選択しないことが一番リスクが低くなるからです。

そのため、選択を間違った場合は、なぜ間違ったかを聞いて(小さい頃は語彙力がないのでほぼ説明できません)、正しい選択肢を提供することが大切です。

選択肢が常にあることを意識する

常に選択肢がある環境で育つと、大きくなっても自分で自分の人生は選択する力が身につくと言われています。

人生のどのような場面でも選択肢は必ず複数あって、それを選ぶ権利が自分にあるということを意識できるのです。

逆に親が先回りして全ての選択肢のうち最良なものだけを選んで提供していると、本人には選球眼と決断力が身につかず、他人に依存した人生になりがちです。

選択する権利が自分にある、ということを意識することは自尊心や自己肯定感にも繋がりますので、ぜひ子どもには選択する状況を提供してあげてください。

物事をどこまで理解しているか分かる

選択肢を提供することを続けると、子どもが成長するに連れ、物事をどこまで理解しているかを確認できます。

バナナとりんごは何が違うのか、今日は甘いのがほしいからバナナがいい、いやさっぱりりんごがいいといったふうに双方の選択ポイントを学んでいきます。

公園に遊びに行くのと、スーパーに行くのとどっちがいい?と聞いた時に、公園に行くとどういうことをするのか、スーパーとは何で何をするところで何が楽しいのかを理解するようになります。

知らない場合は、自分で選択する前に質問もしてきます

注意:質問ばかりをしない

大人もそうですが、体調が悪い時、疲れている時は選択するのが嫌ですよね。

これは心理学の分野では「決断疲れ」と言われます。

意思決定 と 心理学 の分野において 決断疲れ(判断疲れ、決定疲れ)とは、意思決定を長時間繰り返した後に個人の決定の質が低下する現象を指す。

現在では不合理な意思決定の原因の1つとして理解されている。

職務中の裁判官を例に取ると、午後には日中早いうちに比べて好意的な判決が少なくなることが明らかになっている。

決断疲れは消費者に本来必要でないモノを購入させるなどの粗末な選択をさせることにもつながる。

「選択肢のない人々はそれらを望みそのために戦うこともよくあるはず」だが、しかし同時に「多くの決断を下すことに(心理学で言う)嫌悪感を覚えうる」ところにパラドックスがある。

出典:Wikipedia

子どもも人間なので質問疲れすることがあります。一日何回も質問したりせず、本人の調子が悪いときは親が決めてあげるのがよいと思います。

ぜひ使ってみてください!

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